私たちは、医学の進歩に寄与すべく様々な臨床研究を行っております。

リワークデイケアに参加する精神疾患患者の臨床経過に関する観察研究」について

1.研究の対象

2013年4月~2028年3月31日の期間で、筑波大学附属病院精神神経科デイケアで治療を受けた、あるいは通所中である方

2.研究期間

機関の長の実施許可後 ~ 2029年3月31日

3.試料・情報の利用及び提供を開始する予定日

当院で試料・情報の利用を開始する予定日及び外部への提供を開始する予定日は以下の通りです。

利用開始(予定)日:2024年7月13日

提供開始(予定)日:該当なし

4.研究目的

本研究では、リワークデイケアへの参加が復職率に及ぼす影響や、治療効果に与える影響について明らかにすることを目的としています。

5.研究方法

これまでの診療の記録から、リワークデイケアにおける各種プログラムの効果の検討、復職率やそれに影響を及ぼす要因を探索的に検討します。

6.研究に用いる試料・情報の種類

情報:病歴、治療歴、生活状況、デイケア活動状況 等

試料:なし

7.外部への試料・情報の提供

該当なし

8.外国にある者に対して試料・情報の提供する場合

該当なし

9.研究組織

「本学単独研究」

 10.利益相反(企業等との利害関係)について

本研究は、研究責任者のグループにより公正に行われます。本研究の利害関係については、現在のところありません。今後生じた場合には、所属機関において利益相反の管理を受けたうえで研究を継続し、本研究の企業等との利害関係について公正性を保ちます。

この研究の結果により特許権等が生じた場合は、その帰属先は研究機関及び研究者等になります。あなたには帰属しません。

11.本研究への参加を希望されない場合

患者さんやご家族(ご遺族)が本研究への参加を希望されず、試料・情報の利用又は提供の停止を希望される場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。

 12.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。

ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出ください。

また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

  当院における照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

担当者の所属・氏名:筑波大学附属病院精神神経科 担当:根本みゆき

住所 :茨城県つくば市天久保2-1-1

連絡先:029-853-3182(平日9:00~17:00、精神神経科)

当院の研究責任者:筑波大学附属病院 精神神経科 新井哲明(精神神経科・教授)

「筑波大学附属病院における自傷・自殺企図患者の実態把握に関する調査研究」について

 1.研究の対象

 2023年4月〜2026年3月に当院で自傷・自殺企図に関連し診療を受けられた方

2.研究期間

 研究実施許可日~2027年3月31日

3.試料・情報の利用及び提供を開始する予定日

 当院で試料・情報の利用を開始する予定日及び外部への提供を開始する予定日は以下の通りです。

利用開始(予定)日:2024年4月1日

提供開始(予定)日:該当なし

4.研究目的

 本研究は、当院において自傷行為・自殺企図に関連し診療を受けた方の実態を把握するとともに、自殺リスクの評価が妥当なものであるかを検証することを目的としています。こうした現状の把握と検証は、当院における自殺対策の質向上に寄与するとともに、自殺企図防止のための簡便かつ短期的な介入法を開発する端緒となることが期待されます。

5.研究方法

 本研究では、当院で自傷行為・自殺企図に関連し診療を受けた方のカルテ等の診療記録から、自傷行為・自殺企図に関連する情報を収集し統計学的に解析することで、その実態を明らかにします。また、自殺リスクの評価を目的として得ている情報についても収集し統計学的に解析することで、その評価の妥当性についても検証します。

6.研究に用いる試料・情報の種類

 情報:性別、年齢、病歴、診断、転帰、生活状況、自傷行為・自殺企図に関する情報 等

7.外部への試料・情報の提供

 該当なし

8.外国にある者に対して試料・情報の提供する場合

 該当なし

9.研究組織

 本学単独研究

10.利益相反(企業等との利害関係)について

 当院では、研究責任者のグループが公正性を保つことを目的に、情報公開文書において企業等との利害関係の開示を行っています。

使用する研究費は運営費交付金です。

 外部との経済的な利益関係等によって、研究で必要とされる公正かつ適正な判断が損なわれる、または損なわれるのではないかと第三者から懸念が表明されかねない事態を「利益相反」と言います。

 本研究は、研究責任者のグループにより公正に行われます。本研究の利害関係については、現在のところありません。今後生じた場合には、所属機関において利益相反の管理を受けたうえで研究を継続し、本研究の企業等との利害関係について公正性を保ちます。

 この研究の結果により特許権等が生じた場合は、その帰属先は研究機関及び研究者等になります。あなたには帰属しません。

11.本研究への参加を希望されない場合

 患者さんやご家族(ご遺族)が本研究への参加を希望されず、試料・情報の利用又は提供の停止を希望される場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。

12.お問い合わせ先

 本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。

ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出ください。

 また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

当院における照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

担当者の所属・氏名:筑波大学附属病院精神神経科 翠川 晴彦

住所 :茨城県つくば市天久保2-1-1

連絡先:029-853-3182(平日9時〜17時)

当院の研究責任者:筑波大学附属病院精神神経科 翠川 晴彦

「精神疾患データベースの構築・利活用により精神疾患の病態を解明しその障害を支援するための研究」について

本研究への協力を望まれない場合は、問い合わせ窓口へご連絡ください。研究に協力されない場合でも不利益な扱いを受けることは一切ございません。

本研究の研究計画書及び研究の方法に関する資料の入手又は閲覧をご希望の場合や個人情報の開示や個人情報の利用目的についての通知をご希望の場合も問い合わせ窓口にご照会ください。なお、他の研究参加者の個人情報や研究者の知的財産の保護などの理由により、ご対応・ご回答ができない場合がありますので、予めご了承ください。

【対象となる方】

  別紙1一覧の研究において試料・情報を提供された方

【研究期間】

研究実施許可日(2023年4月12日)より2028年3月31日まで

【研究代表者】    国立精神・神経医療研究センター          橋本 亮太

【共同研究機関】  別紙一覧参照

【試料・情報の利用目的及び利用方法】

疾患が引き起こす生活障害の指標であるYears Lived with Disability (YLDs) は、2019年時点で全世界でも日本でも精神疾患が第2位です。そこで、精神疾患の病態を解明し、その診断法・治療法を開発し普及することにより、精神疾患の克服とその障害の支援を行うことが必要とされています。その研究基盤として大規模な試料と情報(臨床情報、画像情報、ゲノム、神経生理、認知機能、血漿・血清など)を収集し、データベース・バンク化し、利活用するシステムを構築することを目的とします。 試料・情報は、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神疾患病態研究部に保管されているものを受け取り、精神疾患病態研究部の精神疾患データベースにて管理します。本研究では、広く試料・情報を利活用する仕組みを構築し、試料・情報提供依頼者からの依頼を利活用委員会が審査し、提供が承認され、依頼者の研究計画が倫理委員会にて承認されば提供します。    

【利用又は提供する試料・情報等】 

試料:血液から得られたDNA、RNA、血漿、血清、リンパ芽球、iPS細胞の既存試料

情報等:既存の基本情報(年齢、性別、人種、利き手、身長、体重、精神科診断、身体疾患、教育歴、発症年齢、精神科初診年齢、罹病期間、家族歴、発達歴、血圧、脈拍、喫煙歴、ECT歴、rTMS歴、入院歴、暴力情報、精神症状評価、薬の副作用評価、病識、服薬アドヒアランス)、既存の認知社会機能検査(ウェクスラー知能検査、Japanese adult reading Test、ウェクスラー記憶検査、Auditory verbal learning test、語流暢性検査、注意集中力検査、ウィスコンシンカードソーティングテスト、表情認知、社会認知、社会機能検査、QOL検査、パーソナリティ検査、自閉症スペクトラム指数)、既存の神経生理機能検査(眼球運動検査、光トポグラフィー検査、脳波、疼痛検査、プレパルスインヒビション検査)、既存の脳MRI検査(三次元脳構造画像、拡散テンソル画像、安静時機能的MRI画像、ニューロメラニン画像、ミエリンマップ画像)、既存のゲノム情報(エクソームシークエンス、全ゲノム一塩基多型)

提供する試料・情報の取得の方法

 別紙1一覧の研究において試料・情報を取得したもの

○問い合わせ窓口

国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所

所属 精神疾患病態研究部  氏名 橋本亮太

電話番号 042-341-2711(代表)

e-mail:ryotahashimoto55※ncnp.go.jp(「※」を「@」に変更ください。)  

○苦情窓口

国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター倫理委員会事務局

e-mail:ml_rinrijimu※ncnp.go.jp(「※」を「@」に変更ください。)     

【別紙1一覧】

国立精神・神経医療研究センター:

「症状や病態仮説ではなく生物学的なデータに基づく精神神経疾患の新たな診断分類と病態解明に関する研究」(研究代表者:橋本亮太)(大阪大学の「精神病性障害関連遺伝子の解析研究」(研究代表者:谷池雅子教授、前研究代表者:橋本亮太招へい教授)と「統合失調症患者からのリンパ芽球由来の人工多能性幹細胞(iPS細胞)樹立とそれを用いた病態解析・治療法探索」(研究代表者:藤本美智子助教、前研究代表者:橋本亮太招へい教授)における匿名化した既存の試料から国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神疾患病態研究部に移管したもの)

「精神疾患の眼球運動異常の脳神経回路のメカニズムの解明とその臨床的意義の同定」(研究代表者:橋本亮太)

 名古屋大学医学部附属病院

遺伝子解析による脳とこころの病気に対するかかりやすさ(発症脆弱性)や薬の効きめや副作用(治療反応性)等の解明に関する研究(研究代表者:尾崎紀夫)

こころの病気が脳の機能と形態に与える影響について-頭部MRI検査を用いた研究-(研究代表者:尾崎紀夫)

精神疾患の認知機能、生活スタイルを指標とした薬物治療および心理社会的治療の効果に関する研究(研究代表者:尾崎紀夫)

東京大学医学部附属病院

磁気共鳴画像法(Magnetic Resonance Imaging)で得られた脳画像と臨床評価尺度のデータベース構築と多施設による共同運用(研究代表者:岡田 直大

精神疾患における認知機能障害と神経心理学的指標・生理指標との関連について(研究代表者:多田 真理子

九州大学医学部附属病院

精神病性障害の遺伝子解析研究(研究代表者:加藤 隆弘

奈良県立医科大学附属病院

統合失調症、自閉スペクトラム症、アタッチメント障害、摂食障害、パーソナリティ障害、認知症の血液バイオマーカー研究(研究代表者:牧之段 学

北海道大学病院

精神病性障害関連遺伝子の解析研究(研究代表者:久住 一郎

岐阜大学大学院医学系研究科    

精神病性障害関連遺伝子の解析研究(研究代表者:大井 一高

順天堂大学医学部

ゲノム多様性解析による統合失調症および双極性障害の遺伝的要因および薬理遺伝学背景の解明(研究代表者:加藤 忠史

昭和大学発達障害医療研究所    

大規模MRIデータ解析による多種類の精神疾患の生物学的指標の同定(研究代表者:太田晴久)

駒木野病院

統合失調症における治療反応性と脳内GABA濃度の関係:マルチモーダルMRIを用いた横断研究(研究代表者:垂水良介)

山口大学大学院医学系研究科    

精神病性関連遺伝子の解析研究 遺伝子解析によるこころの健康とこころの病気に対するかかりやすさ(研究代表者:中川 伸)

神戸大学大学院医学研究科

統合失調症と気分障害に共通する感受性遺伝子を同定する研究(研究代表者:岡崎賢志)

富山大学学術研究部医学系

精神病性障害関連遺伝子の解析研究(研究代表者:鈴木道雄)

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科

精神病性障害関連遺伝子の解析研究(研究代表者:山田了士)

徳島大学大学院医歯薬学研究部

精神病性障害関連遺伝子の解析研究(研究代表者:中瀧理仁)

東京医科歯科大学

精神神経疾患患者を対象とした生物学的な包括的データベース作成およびその拡充(研究代表者:高橋英彦)

東京都医学総合研究所

カルボニルストレスを含む代謝異常と精神疾患の関連に関する遺伝子解析および生化学的研究(研究代表者:新井 誠)

日本多施設共同研究による統合失調症関連遺伝子の探索(研究代表者:糸川昌成)

浜松医科大学医学部

統合失調症の活性化ミクログリアと脳内α7ニコチン様アセチルコリン受容体:PETによる研究(研究代表者:和久田智靖)

大うつ病性障害と双極性障害における脳内活性化ミクログリアの病態解明:PETによる研究(研究代表者:亀野 陽亮)

統合失調症の活性化ミクログリアと脳内α7ニコチン様アセチルコリン受容体:PETによる研究(喫煙者)(研究代表者:和久田智靖)

EMDRによる心的外傷後ストレス症状からの回復の脳基盤(研究代表者:井上 淳)

愛媛大学 

脳とこころの病気の遺伝子解析研究のためのバンク構築(研究代表者:伊賀淳一)

東京慈恵会医科大学

反復経頭蓋磁気刺激による大うつ病性障害におけるアンヘドニアの治療メカニズム:rs-fMRIによる解析(研究代表者:小高文聰)

治療抵抗性うつ病の病態と脳内βアミロイドの関係:血漿中微量βアミロイド濃度測定による探索的研究(研究代表者:小高文聰)

気分障害における寛解と回復に関連した神経回路基盤の解明に資する縦断MRI研究(研究代表者:小高文聰)

東北大学 

治療抵抗性統合失調症の病態解明と新規バイオマーカー開発に向けた包括的アプローチ(研究代表者:富田博秋)

日本医科大学多摩永山病院

精神病性障害関連遺伝子の解析研究(研究代表者:肥田 道彦

京都大学医学部附属病院

精神病性障害の超高磁場MRIによる病態解明」(研究代表者:村井俊哉)

遺伝子解析による精神疾患の発症リスク(発症脆弱性)や薬の効果・副作用 (治療反応性)等の解明に関する研究(研究代表者:村井俊哉)

獨協医科大学

リアルワールドな対象における、向精神薬の薬物動態に関する研究(研究代表者:古郡規雄)

福岡大学

統合失調症患者におけるリカバリーに関係する評価及び関連するバイオマーカーについての研究(研究代表者:川嵜 弘詔

宮崎大学

統合失調症におけるメタ認知障害に関する脳機能計測研究(研究代表者:平野羊嗣, 高井善史)

統合失調症の聴覚情報処理機構に関する脳波・fMRI・MRS研究(研究代表者:平野羊嗣)

大阪大学

精神病性障害関連遺伝子の解析研究(研究代表者:谷池雅子

金沢医科大学

精神病性障害関連遺伝子の解析研究(研究代表者:川﨑 康弘

金沢医科大学総合診療センター

精神病性障害関連遺伝子の解析研究(研究代表者:中橋 毅

広島大学

うつ病・躁うつ病・難治性うつ病の診断・治療法の創出のための脳機能画像研究(研究代表者:岡田剛)

東京大学大学院総合文化研究科

共通プロトコルによるMRI計測とオープンデータベースの構築(研究代表者:小池進介

生体情報とゲノム情報の関連解析による心理状態特性、精神神経疾患の解明(研究代表者:小池進介

福井大学

感覚刺激入力による脳活動研究(研究代表者:小坂浩隆

【別紙2一覧】

【共同研究機関】

国立精神・神経医療研究センター   研究責任者 橋本 亮太(研究代表者)

名古屋大学医学部附属病院                  研究責任者 池田 匡志

東京大学医学部附属病院          研究責任者 笠井 清登

九州大学医学部附属病院          研究責任者 加藤 隆弘

奈良県立医科大学附属病院                  研究責任者 牧之段 学

北海道大学病院                               研究責任者 橋本 直樹

自然科学研究機構生理学研究所  研究責任者 福永 雅喜

東京農業大学生命科学部          研究責任者 中澤 敬信

東京大学大学院新領域創成科学研究科     研究責任者 菊地 正隆

岐阜大学大学院医学系研究科               研究責任者 大井 一高

順天堂大学医学部                            研究責任者 加藤 忠史

昭和大学発達障害医療研究所               研究責任者 中村 元昭

慶應義塾大学医学部                研究責任者 内田 裕之

山口大学大学院医学系研究科               研究責任者 中川 伸

神戸大学大学院医学研究科                  研究責任者 菱本 明豊

富山大学学術研究部医学系                  研究責任者 高橋 努

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科       研究責任者 髙木 学

産業医科大学                        研究責任者 吉村 玲児

和歌山県立医科大学                研究責任者 紀本 創兵

岩手医科大学                        研究責任者 福本 健太郎

筑波大学                                       研究責任者 根本 清貴

徳島大学大学院医歯薬学研究部   研究責任者 沼田 周助

東京医科歯科大学                            研究責任者 杉原 玄一

東京都医学総合研究所             研究責任者 新井 誠

浜松医科大学医学部                研究責任者 山末 英典

愛媛大学                                       研究責任者 上野 修一

東京慈恵会医科大学                研究責任者 小高 文聰

肥前精神医療センター              研究責任者 上野 雄文

藤田医科大学                        研究責任者 岩田 仲生

東北大学                                       研究責任者 富田 博秋

日本医科大学多摩永山病院                  研究責任者 肥田 道彦

国立病院機構榊原病院             研究責任者 鬼塚 俊明

京都大学医学部附属病院          研究責任者 宮田 淳

獨協医科大学                        研究責任者 古郡 規雄

福岡大学                                       研究責任者 堀 輝

宮崎大学                                       研究責任者 平野 羊嗣

大阪大学                                       研究責任者 池田 学

鳥取大学                                       研究責任者 岩田 正明

金沢医科大学                        研究責任者 川﨑 康弘

金沢医科大学総合診療センター    研究責任者 中橋 毅

広島大学                                       研究責任者 岡田剛

東京大学大学院総合文化研究科   研究責任者 小池進介

福井大学                                       研究責任者 小坂浩隆

【共同研究機関以外の試料・情報を取り扱う機関】

理研ジェネシス                                         責任者 岩壁 賢治

タカラバイオ株式会社                         責任者 畑中 洋一

株式会社日鉄日立システムエンジニアリング           責任者 堀 洋之

株式会社ドクターネット                         責任者 長谷川 雅子

株式会社Medical Corporation BONDS                  責任者 新井 鐘一

 「脳SPECT画像の画質向上に関する深層学習研究」について

筑波大学附属病院 精神神経科、放射線診断・IVR科では、標題の臨床研究を実施しております。

 本研究の概要は以下のとおりです。

  •  研究の目的

別の非特定臨床研究において、脳血流SPECT検査30例を従来装置と最新の半導体検出器を搭載した装置で撮影しました。最新装置での画像は、高空間分解能による良好な画像コントラストや病変検出の向上が期待できます。今回、従来装置の画像に対して最新装置の画像を教師データとした深層学習を行い、画質向上のアルゴリズムを探究します。

  •  研究対象者

2019年1月〜当院でTCRB19-009「脳SPECT検査における最新型半導体検出器装置の性能評価および従来装置との比較」研究に参加された患者様

  •  研究期間:倫理審査委員会承認後〜2026年3月31日まで
  •  研究の方法

最新装置の画像を教師データとし、従来装置の画像の画質改善を目的とした深層学習を行います。

  •  試料・情報の項目

脳血流SPECT画像、年齢、性別、診断名

情報利用開始日 2022年11月1日~

⑥ 試料・情報の第三者への提供について

該当なし

⑦ 試料・情報の管理について責任を有する者

根本清貴(筑波大学医学医療系 精神医学 准教授)

⑧ 本研究への参加を希望されない場合

患者さんやご家族(ご遺族)が本研究への参加を希望されず、試料・情報の利用又は提供の停止を希望される場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。

⑨ 問い合わせ連絡先

筑波大学附属病院:〒305-8576 茨城県つくば市天久保 2-1-1

所属・担当者名:精神神経科 根本清貴

電話・FAX・メール等(対象者又はその代理人の求めを受け付ける方法)

電話:029-853-3182(精神神経科医局、平日8:30~17:15)

筑波大学医学医療系精神医学と東京都立松沢病院精神科での「前頭側頭葉変性症/筋萎縮性側索硬化症関連蛋白質の細胞内局在変化・生化学的変化に関する研究」に関して

病理解剖は、亡くなられた患者の病因や病態を究明するための最終的な手段としてその重要性は高く、医学研究の進歩と公衆衛生の観点からも不可欠な行為です。

また臓器の一部を死後長期間保存することがあります。医科学の進歩は日進月歩であり病理解剖後数十年して新たな知見がわかることがありますので、病理解剖時点において病因が推定不可能なことも時としてあります。

東京都立松沢病院にて病理解剖で得られた検体試料を用いて、東京都立松沢病院精神科と共同研究を下記の通り実施する予定でありますので、ホームページにて公表をいたしました。東京都立松沢病院では、亡くなられた患者様のご遺族の篤志によるご承諾のもと死体解剖保存法に基づいた病理解剖・保存を行っております。その取扱いに関しましては、法を遵守し亡くなられた方に対する倫理的側面を十分に配慮しております。平成元年1月1日から平成28年12月31日までの間に東京都立松沢病院にて亡くなられたご親族の病理解剖をご承諾されたご遺族で、本研究への病理標本の使用を望まれない方がおられましたら下記連絡先までご連絡ください。

研究課題:「前頭側頭葉変性症/筋萎縮性側索硬化症関連蛋白質の細胞内局在変化・生化学的変化に関する研究」

前頭側頭葉変性症や筋萎縮性側索硬化症では、脳細胞内に特定の蛋白質が異常に蓄積することによって神経変性が生じます。そうした蓄積する蛋白質や、その蓄積に影響を及ぼす可能性がある蛋白質について調べることにより、今後これらの疾患に関する新しい診断法や治療法の開発に役立てることを目指しています。

具体的には、下記のような方法での実施を予定しています。

①対象とする疾患は主に前頭側頭葉変性症と筋萎縮性側索硬化症です。その他に、アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症、ポリグルタミン病といった疾患も、前頭側頭葉変性症や筋萎縮性側索硬化症と同じ種類の蛋白質がその病態に関係する可能性があるため対象とします。またこれらの疾患以外の原因で亡くなった方も、正常における特徴を観察して比較するため対象となります。

②上記の各対象疾患や正常対照例につき、10〜20例の観察を行う予定です。

③患者様の診療録の調査を行います。

④協力研究施設である松沢病院に保管されている病理検体を、当院や松沢病院において様々な蛋白質に対して反応する抗体で染色することにより、それらの物質が細胞内でどのような分布、機能、相互作用を持つのかを調べます。

⑤また、これらの蛋白質の性状が正常の場合とは異なることがあります。当院において、生化学的解析という手法によりそうした特徴について詳しく調べます。

⑥なお、診療録や病理標本は匿名化されており、個人情報が特定されることは一切ございません。

共同研究者:松沢病院 精神科 新里和弘

連絡先:筑波大学附属病院精神神経科 新井哲明教授 井出政行講師 

東 晋二客員研究員 渡辺亮平客員研究員

住所:〒305-8576 茨城県つくば市天久保 2-1-1

電話:029-853-3182(筑波大学医学医療系精神医学 精神科ステーション、平日9:00~17:00)、029-853-3525(筑波大学附属病院防災センター、上記以外の時間帯では精神神経科の医師を呼び出してください)

■「臨床情報、脳画像・血液データを用いた認知症予防に関する観察研究」について

筑波大学附属病院精神神経科では、標題の臨床研究を実施しております。

本研究の概要は以下のとおりです。

①研究の目的

本研究では、認知症の発症予防のための発症リスク因子・抑制因子を明らかにするとともに、認知症予防を目的として設定されたエンドポイントについて、血液バイオ マーカーがその定量的指標となりうるかについて検討します。

②研究対象者

2019年10月から2024年3月 に、筑波大学附属病院つくば予防医学研究センターの認知機能ドックを利用した受診者

③研究期間

倫理審査委員会承認後〜2022年9月30日まで

④研究の方法

共同研究を行う医療機関から被験者の診療データを得て、診断、臨床情報、脳画像・血液データ等を解析し、認知症の発症予防のための発症リスク因子・抑制因子を明らかにします。

⑤試料・情報の項目

・臨床情報(年齢・性別、診療記録・病歴情報・診断名・治療履歴、投薬履歴・問診票・血液検査・神経心理検査・画像検査データ)

・健診情報(年齢、体重、身長、BMI、血圧 健診における血液検査データ 健診における血液検査以外の検査データ(心電図・眼底検査))

⑥利益相反について

研究グループ内に利益相反状態にある者がいますが、その者はデータ分析には関わりません。

⑦研究機関名および研究責任者名

代表機関名:株式会社 MCBI

所在地:茨城県つくば市吾妻3-15-15 オカバつくばビル3F

研究責任者:株式会社MCBI 代表取締役 徳美 喜久

共同研究機関名:医療法人田中会 武蔵丘病院 心療内科

所在地:熊本県熊本市北区楠7丁目15−1

研究責任者:医療法人田中会 武蔵丘病院 心療内科部長 佐藤 正

共同研究機関名:地域医療支援病院オープンシステム 徳山医師会病院

所在地:山口県周南市東山町6−28

研究責任者:地域医療支援病院オープンシステム 徳山医師会病院 副院長 中村和行

共同研究機関名:一般社団法人訪問診療ネットワーク医療法人群雄会 伊勢崎クリニック

所在地:群馬県伊勢崎市喜多町59-2

研究責任者:一般社団法人訪問診療ネットワーク医療法人群雄会 伊勢崎クリニック

理事長・院長 神澤孝夫

共同研究機関名:一般社団法人訪問診療ネットワーク医療法人鷹松会

ひかり在宅医療クリニック浜松本院

所在地:静岡県浜松市中区船越町52−30

研究責任者:一般社団法人訪問診療ネットワーク医療法人鷹松会 ひかり在宅医療クリニック浜松本院 理事長・院長 川島裕也

共同研究機関名:公立大学法人 名古屋市立大学医学部神経内科

所在地:名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1番地

研究責任者:公立大学法人 名古屋市立大学医学部神経内科 教授 松川則之

分担機関名:筑波大学 医学医療系臨床医学域 精神医学

所在地:茨城県つくば市天王台1-1-1

当院責任者:教授 新井哲明

⑧本研究への参加を希望されない場合

患者さんやご家族が本研究への参加を希望されない場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。

⑨問い合わせ連絡先

筑波大学附属病院:〒305-8576 茨城県つくば市天久保 2-1-1

所属・担当者名:筑波大学医学医療系 教授 新井 哲明

電話:029-853-3182 (平日10~17時)

■「認知症性神経変性疾患の関連蛋白質に関する病理・生化学的検討」について

筑波大学附属病院精神神経科では、標題の臨床研究を実施しております。

本研究の概要は以下のとおりです。

① 研究の目的

アルツハイマー病 (Alzheimer’s disease: AD)、レビー小体型認知症 (Dementia with Lewy bodies: DLB)、前頭側頭葉変性症/筋萎縮性側索硬化症 (Frontotemporal lobar degeneration/amyotrophic lateral sclerosis: FTLD/ALS)、ポリグルタミン病といった多くの神経変性疾患では、精神症状や言語の症状といった認知機能の低下が生じます。これらの疾患では、脳内のいくつかの蛋白質に変化が生じることが判明しており、それが臨床症状にも関わると考えられます。しかし、こうした変化が生じる原因や、それにどのような因子が影響するかについては、まだよく分かっていません。この詳しい病態を明らかにするためには、亡くなられた患者さんの病理検体による研究の推進が大変重要な手段となります。

本研究では、上記の認知症を有する患者さんが亡くなられた際、ご遺族の篤志によるご承諾のもと当院で実施される病理解剖で得られた検体試料を使用し、疾患に関わる蛋白質について調べることを通じて、今後これらの疾患に関する新しい診断法や治療法の開発に役立てることを目指しています。

② 研究対象者

上記の認知症を有し、1989年1月1日から2025年12月31日までに当院において病理解剖を実施した患者さん

③ 研究期間:倫理審査委員会承認後〜2026年3月31日まで

④ 研究の方法

病理解剖で得られた脳検体試料を主な解析対象とし、固定脳標本を用いた組織染色法による解析や、凍結脳標本を用いた生化学的手法による解析を行います。なお、病理解剖および得られた検体試料の取り扱いや保存においては、死体解剖保存法を遵守し亡くなられた方に対する倫理的側面を十分に配慮しております。

⑤ 試料・情報の項目

脳検体試料、認知機能検査、頭部画像検査、年齢、性別、臨床経過、診療記録等

⑥ 試料・情報の管理について責任を有する者

研究責任者:筑波大学医学医療系 教授 新井哲明

⑦ 本研究への参加を希望されない場合

研究対象者となる患者さんのご遺族が本研究への参加を希望されず、試料や情報の利用停止を希望される場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。

⑧ 問い合わせ先

筑波大学附属病院精神神経科:〒305-8576 茨城県つくば市天久保 2-1-1

電話:029-853-3182(平日 9~17時)

■「認知症スクリーニング手法の開発」について

筑波大学附属病院精神神経科では、標題の臨床研究を実施しております。
本研究の概要は以下のとおりです。

① 研究の目的
認知症になる前の段階を早期発見する方法には様々なものがありますが、プレクリニカル期と呼ばれる、MCIよりも前の段階を発見する方法はまだ確立されていません。認知症になる前の段階を早期発見する方法には、脳画像、PET検査、血液検査、認知機能検査などがあり、最近では日常生活の様子からも認知症の前段階の兆候が分かるようになってきました。そこで、これらの認知症を早期に発見する方法を用いて、より簡便な指標を作る研究を行います。

② 研究対象者
45歳以上の健常者、プレクリニカル期、およびMCI、認知症と診断された男女と、以下の研究に参加いただいた方
「日常生活動作から得られる特徴量を用いた認知症のスクリーニング法の開発(H29-065)」「人間ドック受診者の認知機能および行動特徴に関する観察研究(R01-168)」
「精神神経疾患における脳画像―体液バイオマーカー相関に関する多施設連携研究(R02-328)」
「中・高齢者の良好な生活機能を保持するための大規模縦断的コホート研究-つくばハピネスライフ研究-(R03-335)」
「認知症を対象としたMRIデータと臨床情報との比較検討(H29-315)」
「軽度認知障害の臨床経過に関する観察研究(R03-148)」

③ 研究期間
倫理審査委員会承認後〜2025年3月31日まで

④ 研究の方法
脳MRI画像、認知機能検査、身体機能(行動特徴)検査、血液検査、アミロイドPET、タウPETなどから、認知症の早期発見をおこないます。

⑤ 試料・情報の項目
一般調査(身長、体重、発達歴、教育歴、現病歴、生活状況など)、血液検査(血液一般生化学検査と血液バイオマーカー、APOE遺伝子型検査)、脳MRI、認知機能検査、身体機能検査(体力測定:筋力、歩行、バランス等、行動特徴検査:音声、視線、運動)、アミロイドPET、タウPET

⑥ 研究機関名および研究責任者名
施設名称:筑波大学 医学医療系臨床医学域 精神医学
所在地:茨城県つくば市天王台1-1-1
研究責任者:教授 新井哲明

⑦ 共同研究機関名
施設名称:日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所
所在地:東京都中央区日本橋箱崎町19-21
研究責任者:東京基礎研究所 シニア・リサーチ・サイエンティスト 小林正朋

施設名称:国立大学法人静岡大学情報学部 西村研究室
所在地:静岡県岡市駿河区大谷836
研究責任者:情報学部特任教授(名誉教授) 西村雅史

⑧ 本研究への参加を希望されない場合
患者さんやご家族が本研究への参加を希望されない場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。

⑨ 問い合わせ連絡先
筑波大学附属病院:〒305-8576 茨城県つくば市天久保 2-1-1
所属・担当者名:筑波大学医学医療系 教授 新井 哲明
電話:029-853-3182 (平日10~17時) 

■「日常生活動作から得られる特徴量を用いた認知症のスクリーニング法の開発」について

筑波大学附属病院精神神経科では、標題の臨床研究を実施しております。

本研究の概要は以下のとおりです。

① 掲示の目的

 本掲示は、これまでに本研究(「日常生活動作から得られる特徴量を用いた認知症のスクリーニング法の開発」)にご参加いただいた方に対し、研究計画の更新(研究成果の利用に係る記述の具体化・詳細化)ついてご説明するために掲載しております。詳細につきましては「⑧研究成果の利用について」をご参照ください。

② 研究の目的

認知機能が低下している方々に日常生活でみられる特徴的なパターンから認知機能の低下を早期に発見する方法の確立と実用化を目指しています。調査項目には、動作、音声、視線、日常的でない対象物(例:人型ロボット)に対する関わり方などを含みます。

③ 掲示対象者

2017年7月12日~本掲示掲載日までの間に本研究にご参加いただいた方

④ 研究期間:倫理審査委員会承認日(2017年7月12日)〜2025年3月31日

⑤ 研究の方法

動作や音声、視線をはじめとする行動特徴と、神経心理検査や画像検査、血液検査をはじめとする検査結果の間の関連を分析します。

⑥ 試料・情報の項目

各種機器により測定された動作・音声・視線などの特徴、一般調査(身長、体重、発達歴、教育歴、現病歴、生活状況など)、認知機能検査、頭部画像検査、血液検査、バイタル指標

⑦ 試料・情報の第三者への提供について

上記の試料・情報は、個人を特定できないよう匿名化された形で共同研究機関(静岡大学および日本アイ・ビー・エム株式会社)に提供され、共同研究機関において解析されます。データの受け渡しはパスワードで暗号化された記憶媒体を介して行われます。

⑧ 試料・情報の取り扱いについて

本研究で得られた資料・情報は、下記の研究で使用することがあります。

「認知症スクリーニング手法の開発(R01-137)」

「人間ドック受診者の認知機能および行動特徴に関する観察研究(R01-168)」

「精神神経疾患における脳画像―体液バイオマーカー相関に関する多施設連携研究(R02-328)」

「軽度認知障害の臨床経過に関する観察研究(R03-148)」

「認知症を対象としたMRIデータと臨床情報との比較検討(H29-315)」

⑨ 研究成果の利用について

本研究の成果は学会や学術誌への論文等で発表される予定ですが、個人を特定可能な情報は公表されません。また、本研究にもとづき開発された解析技術は、日本アイ・ビー・エム株式会社による中高年者のQoL(生活の質)向上を目的とした製品やサービス等の開発・提供のために用いられる可能性があります。日本アイ・ビー・エム株式会社は技術の応用性を評価・改善する目的で匿名化されたデータを参照しますが、データ自体が外部に公表されることはありません。

⑩ 試料・情報の管理について責任を有する者

筑波大学 医学医療系臨床医学域精神神経 教授 新井哲明

⑪ 研究機関名および研究責任者名

静岡大学 大学院総合科学技術研究科情報学専攻 教授 西村雅史

日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 マネージャー 小林正朋

⑫ 本研究への参加を希望されない場合

試料・情報の利用又は提供の停止を希望される場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。

⑬ 問い合わせ連絡先

筑波大学附属病院:〒305-8576 茨城県つくば市天久保 2-1-1

所属・担当者名:筑波大学医学医療系 精神医学 根本清貴

電話:029-853-3182 (平日10~17時)

■「軽度認知障害の臨床経過に関する観察研究」について

筑波大学附属病院では、標題の臨床研究を実施しております。本研究の概要は以下のとおりです。

①  研究の目的
認知症対策は喫緊の課題であり、早期発見・早期介入が求められています。認知症の前駆段階である軽度認知障害(mild cognitive impairment; MCI)は、認知症への移行リスクが高い一方で、ある一定の割合で認知機能が正常域に改善するとされています。そのため、MCI患者様の臨床経過を追い、治療効果について検討いたします。

②  研究対象者
筑波大学附属病院精神神経科デイケアで治療を受けた、あるいは通所中である方

③  研究期間
倫理審査委員会承認後〜2026年3月31日まで

④  研究の方法
過去の診療録より、施行された下記の臨床情報、認知機能検査、日常生活動作評価、頭部画像検査を解析します。また、医療的に必要とされ、筑波大学附属病院で保険診療にて行われた項目の結果も含め、臨床経過を観察します。

⑤  試料・情報の項目
一般調査(身長、体重、発達歴、教育歴、現病歴、生活状況など)、血液検査(血液一般生化学検査と血液バイオマーカー)、脳MRI、脳血流SPECT、認知機能検査、身体機能検査(体力測定:筋力、歩行等、行動特徴検査:音声、視線、運動)

⑥  試料・情報の取り扱いについて
本研究で得られた資料・情報は、下記の研究で使用することがあります。
「日常生活動作から得られる特徴量を用いた認知症のスクリーニング法の開発(H29-065)」
「認知症スクリーニング手法の開発(R01-137)」

⑦ 研究機関名および研究責任者名
筑波大学医学医療系 精神医学 新井哲明

⑧  本研究への参加を希望されない場合
患者さんやご家族が本研究への参加を希望されない場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。

⑨  問い合わせ連絡先
筑波大学附属病院:〒305-8576 茨城県つくば市天久保 2-1-1
所属・担当者名:筑波大学医学医療系 精神医学 根本清貴
電話:029-853-3182 (平日10~17時)

■精神科多職種連携治療・ケアを担う人材養成プログラムPsySEPTAの教育効果検証研究(対象者2019年10月1日~2022年3月31日、承認日2021年6月16日、第1654号)

 ①研究の概要と目的

 筑波大学、茨城県立医療大学、東京慈恵会医科大学は、「トランスディシプリナリーな多職種連携」によるこころのケアを有効に実践できるスタッフの養成を目指し、「精神科多職種連携治療・ケアを担う人材養成:Psychiatric Staff Education Program for Transdisciplinary Approach(以下PsySEPTA)」を開発しました。医師、歯科医師、薬剤師、看護師、理学療法士、作業療法士、精神保健福祉士等13職種を対象に、2019年10月から一部インテンシブ(約50時間、特定の疾患・分野別に対応)プログラムを、2020年4月から履修証明(120時間、全ての精神疾患・障害に対応)プログラムおよび全10コースからなるインテンシブプログラムを開講しました。
本研究では、保健医療福祉専門職間の多職種連携ネットワークの実状およびPsySEPTAの教育効果について検証することを目的としています。

②研究対象者
PsySEPTA受講者のみなさま(2019年10月1日~2022年3月31日)

③研究実施期間
医の倫理委員会承認後~2025年3月31日

④研究の方法
教育内容の効果を測定するため、受講開始時、各講義の前後、演習・実習後、修了時に行った各種アンケート調査を匿名化し、統計学的に検証します。

⑤個人情報に関する利用目的
本研究で取り扱う個人情報は、本研究の解析目的にのみ使用し、それ以外には用いません。また、研究結果を学会・論文発表する際には個人を該当できる情報は用いません。

⑥研究機関・研究者名
筑波大学附属病院精神神経科教授・新井哲明および病院助教・渡部衣美がこの研究を行います。

⑦問い合わせ連絡先
筑波大学附属病院:〒305-8576 茨城県つくば市天久保 2-1-1
所属・担当者名:筑波大学附属病院精神神経科 渡部衣美
メールアドレス:seishin.renkeigp@md.tsukuba.ac.jp

もの忘れ外来を受診した患者の認知機能の推移に関する研究

1.研究の対象

2003年3月1日から2019年3月31日までに当院精神神経科を受診され認知機能検査を施行された患者さんのうち、複数回、同様の認知機能検査を施行された方々および2019年3月1日から2024年3月31日までに当院精神神経科を受診され認知機能検査を施行された患者を対象とします。

2.研究期間

 研究実施許可日(2020年6月9日)~2027年3月31日

3.試料・情報の利用及び提供を開始する予定日

当院で試料・情報の利用を開始する予定日及び外部への提供を開始する予定日は以下の通りです。

利用開始(予定)日:2020年6月23日

提供開始(予定)日:該当なし

4.研究目的

近年、認知症は記憶障害のみならず様々な認知機能の障害を呈することが知られています。認知症とは、一度正常に発達した認知機能が後天的に障害され、日常生活や社会生活に支障を来すようになった状態を示しますが、その原因は様々です。また、認知症は進行性の疾患であり、その背景病理により疾患特有の症状が出現しやすいことが知られています。認知機能の精査はこうした特有の症状を検討し、医師が診断を下す上で有効なアセスメントツールであることが知られています。

本研究では、認知症における症状の特異性を検討するために、認知機能や、脳画像データの推移を検討するものです。推移を検討することによって、より有用な診断項目や検査項目を検討し、患者さんの診断、治療、予後の検討に役立てる事を目的としています。

5.研究方法

初回の認知機能検査と、2回目以降の認知機能検査の得点の差異を継時的に検討します。また初回の認知機能検査の結果から、認知機能の障害のパターンやその進行パターンを類推します。

6.研究に用いる試料・情報の種類

年齢、診断名、性別、教育年数、Magnetic resonance imaging (MRI)、Single photon emission computed tomography(SPECT)、Mini-Mental State Examination(MMSE)、ウェクスラー式メモリースケール改訂版 (WMS-R)Logical memoryⅠ・Ⅱ(LMⅠ・Ⅱ)等

7.外部への試料・情報の提供

該当なし

8.外国にある者に対して試料・情報の提供する場合

該当なし

 9.研究組織

本学単独研究です。

 10.利益相反(企業等との利害関係)について

外部との経済的な利益関係等によって、研究で必要とされる公正かつ適正な判断が損なわれる、または損なわれるのではないかと第三者から懸念が表明されかねない事態を「利益相反」と言います。

本研究は、研究責任者のグループにより公正に行われます。本研究の利害関係については、現在のところありません。今後生じた場合には、所属機関において利益相反の管理を受けたうえで研究を継続し、本研究の企業等との利害関係について公正性を保ちます。

この研究の結果により特許権等が生じた場合は、その帰属先は研究機関及び研究者等になります。あなたには帰属しません。

11.本研究への参加を希望されない場合

患者さんやご家族(ご遺族)が本研究への参加を希望されず、試料・情報の利用又は提供の停止を希望される場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。

 12.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。

ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出ください。

また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

当院における照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

担当者の所属・氏名:筑波大学附属病院精神神経科 太田深秀

住所 :茨城県つくば市天久保2-1-1

連絡先:筑波大学附属病院 精神神経科 電話:029-853-3182 平日9:00-17:00

当院の研究責任者:筑波大学附属病院 精神神経科 教授 新井哲明 

 

近年における茨城県の若年性認知症の有病率・重症度の推移の検討

「茨城県における若年性認知症の有病率・生活実態把握」につきましては、多くの方々にご協力いただき、ありがとうございました。

2006年度-2008年度に実施された先行研究「茨城県における若年性認知症の疫学調査(研究責任者;朝田隆)」から10数年の歳月が流れ、この間に若年性認知症に対する保健や医療、福祉、介護、生活支援、就労支援、家族支援などのサービス提供状況も大きく変化しました。こうした変化は人々の若年性認知症への認識を高め、若年性認知症の有病率に影響を及ぼしているものと推測されます。つきましては、皆様からいただいた貴重な試料を有効に活用するべく、「茨城県における若年性認知症の有病率・生活実態把握」で収集させていただいたデータと「茨城県における若年性認知症の疫学調査」を比較解析させていただきたいと考えております。「茨城県における若年性認知症の有病率・生活実態把握」と「茨城県における若年性認知症の疫学調査」の概要は以下のとおりです。

茨城県における若年性認知症の疫学調査(2006年度-2008年度実施、承認日:2007年4月2日、第42号)

① 研究の目的

わが国の若年性認知症の有病率・有病者数を明らかにするとともに、若年性認知症の本人・家族介護者の生活実態を明らかにすることによって、わが国の若年性認知症施策の策定・実施に資する基礎的な資料を得ることを目的とした。

② 研究対象者

2006年4月1日から同年9月30日までに茨城県内の医療・介護・障害関係の機関にかかった人。

③ 研究の方法

18歳以上65歳未満の期間に発症した若年性認知症患者の受診や利用の可能性がある、茨城県内の医療・介護・障害関係等の機関の施設担当者を対象に若年性認知症患者の有無などについてアンケート調査を行なった。また、調査で把握された若年性認知症の人について、それぞれの施設・機関の担当者および本人・家族を対象に生活実態調査を行なった。

④ 試料・情報の項目

性別、診断病名、発症年齢、現在の認知症の重症度、日常生活動作、社会サービスの利用状況などのアンケート情報。

 茨城県における若年性認知症の有病率・生活実態把握 (患者登録期間:2018年度-2019年度、承認日:2018年1月18日、第H29-214号)

① 研究の目的

わが国の今日の若年性認知症の有病率・有病者数を明らかにするとともに、若年性認知症の本人・家族介護者の生活実態を明らかにすることによって、今後のわが国の若年性認知症施策の策定・実施に資する基礎的な資料を得ることを目的としている。

② 研究対象者

2019 年 3 月 31 日までに茨城県内の医療・介護・障害関係の機関にかかった人

③ 研究期間:2018年1月18日〜2023年3月31日まで

④ 研究の方法

18歳以上65歳未満の期間に発症した若年性認知症患者の受診や利用の可能性がある、茨城県内の医療・介護・障害関係等の機関の施設担当者を対象に若年性認知症患者の有無などについてアンケート調査を行う。また、調査で把握された若年性認知症の人について、それぞれの施設・機関の担当者および本人・家族を対象に生活実態調査を行なう。

⑤ 試料・情報の項目

性別、年齢、生年月、発症年月、世帯構成、処遇状況、疾病の状況、就労・生活の状況、医療・介護などの提供状況、必要と考える支援、日常で困っていることなどのアンケート情報。

⑥ 個人情報の取り扱い

利用する情報から氏名等の個人を直接特定できる個人情報は削除致します。また、研究成果は学会等で発表を予定していますが、その際も個人を特定できる個人情報は利用しません。

⑦ 試料・情報の管理について責任を有する者

筑波大学附属病院 医学医療系臨床研究域 精神医学  教授:新井哲明

【「近年における茨城県の若年性認知症の有病率・重症度の推移の検討」へのデータ利用を希望されない場合】

患者さんやご家族が「近年における茨城県の若年性認知症の有病率・重症度の推移の検討」でのデータ利用を希望されず、情報の利用の停止を希望される場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。

【問い合わせ連絡先】

本試験の責任医師:新井哲明      (精神神経科・教授)

連絡先:筑波大学附属病院

住所:〒305-8576 茨城県つくば市天久保 2-1-1

電話:029-853-3182(場所、平日9:00~17:00、精神神経科)

産後うつ病に影響する要因の検討

① 研究の目的

産後うつ病は産婦さんの10%に起こり得ることが知られています。産後うつ病にかかると、育児に支障をきたし、ご本人・家族の負担が強くなります。産後うつ病は早期により適切に治療することで回復することが知られており、産後うつ病を早期に発見することは重要です。筑波大学附属病院では、平成30年から産後2週間検診を導入し、当院で出産した産婦さんに対して、産後2週でエジンバラ産後うつ病評価尺度を用いて産後うつ病のアセスメントを行っています。

産後うつ病のリスクとして、妊娠前からあったうつ病、経済的な問題、夫婦関係の問題、早産やこどもの先天異常などが挙げられています。しかし、産後2週間でこれらの背景をもつ方々がどの程度、産後うつ病の症状を呈するかはまだ十分に解明されていません。

そこで、本研究では、当院で出産する女性の背景因子に着目し、どのような背景因子が産後うつ病に寄与するかを検討することとしました。

② 研究対象者

2018年4月以降に当院産婦人科で出産し、産後2週間検診を利用された産婦さんです。

③ 研究の方法

診療録から、以下の情報を抽出します。

  1. 精神疾患を合併しているか
  2. 精神疾患以外で、経済苦などの要支援状態であったか
  3. 院内助産管理システムを利用したか
  4. 出生児がNICU、GCUを利用したか
  5. 産後2週間、4週間検診の際のエジンバラ産後うつ病評価尺度のスコア
  6. 産後、新たに精神科受診を必要としたか

④ 個人情報に関する利用目的

本研究で取り扱う個人情報は集計し、本研究の解析目的にのみ使用し、それ以外には用いません。

⑤ 研究機関名および研究責任者名

筑波大学附属病院精神神経科准教授・根本清貴がこの研究を行います。

⑥ 問い合わせ連絡先

本研究に関する問い合わせがございましたら、筑波大学医学医療系精神医学までご連絡くださいますようお願いします。(筑波大学医学医療系精神医学 電話:029-853-3182)

人間ドック受診者の認知機能および行動特徴に関する観察研究

① 研究の目的
認知症対策は喫緊の課題であり、早期発見・早期介入が求められています。認知症を早期発見する方法はいくつかありますが、脳MRI画像、認知機能検査、身体機能(行動特徴)検査を実施することで、認知症を高精度に早期発見できる可能性があります。

② 研究対象者
2019年10月から2024年3月までに筑波大学附属病院つくば予防医学研究センターを受診した方

③ 研究期間:倫理審査委員会承認後〜2025年3月31日まで

④ 研究の方法
脳MRI画像、認知機能検査、身体機能(行動特徴)検査から、認知症の早期発見をおこないます。

⑤ 試料・情報の項目
一般調査(身長、体重、発達歴、教育歴、現病歴、生活状況など)、血液検査(血液一般生化学検査と血液バイオマーカー)、脳MRI、認知機能検査、身体機能検査(体力測定:筋力、歩行等、行動特徴検査:音声、視線、運動)

⑥ 試料・情報の第三者への提供について
本研究で得られた身体機能検査および認知機能検査の結果は、個人情報を匿名化した形で日本IBMに提供し、日本IBMでデータ解析を行います。

⑦ 試料・情報の管理について責任を有する者
筑波大学医学医療系 精神医学 太田深秀

⑧ 研究機関名および研究責任者名
筑波大学医学医療系 精神医学 新井哲明

⑨ 本研究への参加を希望されない場合
患者さんやご家族が本研究への参加を希望されない場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。

⑩ 問い合わせ連絡先
筑波大学附属病院:〒305-8576 茨城県つくば市天久保 2-1-1
所属・担当者名:筑波大学医学医療系 精神医学 根本清貴
電話:029-853-3182 (平日10~17時)

茨城県における若年性認知症の有病率・生活実態把握

「茨城県における若年性認知症の有病率・生活実態把握」につきましては、多くの方々にご協力いただき、ありがとうございました。

2006年度-2000年度に実施された先行研究「茨城県における若年性認知症の疫学調査(研究責任者;朝田隆)」から10年の歳月が流れ、この間に若年性認知症に対する保健や医療、福祉、介護、生活支援、就労支援、家族支援などのサービス提供状況も大きく変化しました。こうした変化は人々の若年性認知症への認識を高め、若年性認知症の有病率に影響を及ぼしているものと推測されます。つきましては、皆様からいただいた貴重な試料を有効に活用するべく、このたび収集させていただいたデータと「茨城県における若年性認知症の疫学調査」を比較解析させていただきたいと考えております。「茨城県における若年性認知症の有病率・生活実態把握」と「茨城県における若年性認知症の疫学調査」の概要は以下のとおりです。

茨城県における若年性認知症の疫学調査(2006年度-2008年度実施、承認日:2007年4月2日、第42号)

① 研究の目的

  わが国の若年性認知症の有病率・有病者数を明らかにするとともに、若年性認知症の本人・家族介護者の生活実態を明らかにすることによって、わが国の若年性認知症施策の策定・実施に資する基礎的な資料を得ることを目的とした。

② 研究対象者

2006年4月1日から同年9月30日までに茨城県内の医療・介護・障害関係の機関にかかった人。

③ 研究の方法

  18歳以上65歳未満の期間に発症した若年性認知症患者の受診や利用の可能性がある、茨城県内の医療・介護・障害関係等の機関の施設担当者を対象に若年性認知症患者の有無などについてアンケート調査を行なった。また、調査で把握された若年性認知症の人について、それぞれの施設・機関の担当者および本人・家族を対象に生活実態調査を行なった。

④ 試料・情報の項目

  性別、診断病名、発症年齢、現在の認知症の重症度、日常生活動作、社会サービスの利用状況などのアンケート情報。

 茨城県における若年性認知症の有病率・生活実態把握

① 研究の目的

  わが国の今日の若年性認知症の有病率・有病者数を明らかにするとともに、若年性認知症の本人・家族介護者の生活実態を明らかにすることによって、今後のわが国の若年性認知症施策の策定・実施に資する基礎的な資料を得ることを目的としている。

② 研究対象者

2019 年 3 月 31 日までに茨城県内の医療・介護・障害関係の機関にかかった人

③ 研究期間:2018年1月18日〜2023年3月31日まで

④ 研究の方法

  18歳以上65歳未満の期間に発症した若年性認知症患者の受診や利用の可能性がある、茨城県内の医療・介護・障害関係等の機関の施設担当者を対象に若年性認知症患者の有無などについてアンケート調査を行う。また、調査で把握された若年性認知症の人について、それぞれの施設・機関の担当者および本人・家族を対象に生活実態調査を行なう。

⑤ 試料・情報の項目

  性別、年齢、生年月、発症年月、世帯構成、処遇状況、疾病の状況、就労・生活の状況、医療・介護などの提供状況、必要と考える支援、日常で困っていることなどのアンケート情報。

⑥ 個人情報の取り扱い

利用する情報から氏名等の個人を直接特定できる個人情報は削除致します。また、研究成果は学会等で発表を予定していますが、その際も個人を特定できる個人情報は利用しません。

⑦ 試料・情報の管理について責任を有する者

  筑波大学附属病院 医学医療系臨床研究域 精神医学   教授:新井哲明

【「茨城県における若年性認知症の有病率・生活実態把握」へのデータ利用を希望されない場合】

患者さんやご家族が「茨城県における若年性認知症の有病率・生活実態把握」でのデータ利用を希望されず、情報の利用の停止を希望される場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。

【問い合わせ連絡先】

本試験の責任医師:新井哲明      (精神神経科・教授)

     連絡先:筑波大学附属病院

      住所:〒305-8576 茨城県つくば市天久保 2-1-1

      電話:029-853-3182(場所、平日9:00~17:00、精神神経科)

認知症を対象としたMRIデータと臨床情報との比較検討

① 研究の目的

本研究では、頭部MRIデータを画像統計解析などの手法を用いて解析し認知症疾患の生物学的マーカーとなる客観的指標を探索することを目的としている。

② 研究対象者

2012年11月1日から2024年3月31日までに当院物忘れ外来を受診した患者様と「日常生活動作から得られる特徴量を用いた認知症のスクリーニング法の開発(H29-065)」「認知症スクリーニング手法の開発(R01-137)」に参加いただいた方

③ 研究期間:倫理審査委員会承認後〜2025年3月31日まで

④ 研究の方法

日常臨床で撮像されたMRIデータを画像統計解析などの手法を用いて解析し、認知症各疾患に特徴的な局所性脳変化の有無の検討、および重症度との関連を明らかにする。

⑤ 試料・情報の項目(具体的に記載すること)

頭部MRI、および発達歴、教育歴、現病歴、既往歴、内服薬、血液検査結果、 認知機能検査などの診療記録。

⑥ 試料・情報の第三者への提供について(該当する場合は記載)

資料情報が第三者へ提供されることはありません。

⑦ 試料・情報の管理について責任を有する者

筑波大学附属病院 医学医療系臨床研究域 精神医学   教授:新井哲明

⑧ 本研究への参加を希望されない場合

患者さんやご家族が本研究への参加を希望されず、試料・情報の利用又は提供の停止を希望される場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。

⑩ 問い合わせ連絡先

本試験の責任医師:新井哲明      (精神神経科・教授)

連絡先:筑波大学附属病院

住所:〒305-8576 茨城県つくば市天久保 2-1-1

電話:029-853-3182(場所、平日9:00~17:00、精神神経科)

認知症による健康起因交通事故撲滅のための医工連携研究

① 研究の目的

警視庁交通局の資料によると、最近の交通事故の年齢別件数の特徴として高齢者の割合が急速に増加しています。今後も高齢社会の進行に伴い、高齢者の交通事故のさらなる増加が予想されています。国土交通省が進める先進安全自動車推進計画(ASV)においても、ドライバー異常時対応システムの必要性が盛り込まれました。しかし、ドライバー異常運転検知技術を開発するために必要な、認知症に関連した異常運転に関わるデータがなく、このデータを取得することが急務となっています。当研究では健康起因事故の主な対象疾患である認知機能障害患者がドライビングシミュレーター(DS)を運転した時の生体・生理データ、運転操作データ、顔画像データ等を収集し、データベースを構築することを目的としています。

② 研究対象者

20-85歳でこれまでに認知機能障害の診断を受けたことがない方。

③ 研究期間:倫理審査委員会承認後~令和6年3月31日まで

④ 研究の方法

検査を希望された被験者様にDSを運転してもらい、また簡単な認知機能検査、心理検査、身体機能質問紙、歩行計測、音声計測なども受けていただきます。同意が得られた方には自宅内での歩行、睡眠状況等活動データについても記録させていただきます。

御関心のある方には詳しい説明をいたしますので下記にご連絡ください

  • 申込方法

電話かE-mailにて受付

E-mailの場合:①名前 ②性別 ③年齢 ④住所 ⑤電話番号(携帯可)を明記のうえお申込みください

  • 申込・お問合せ

筑波大学医学医療系精神医学(茨城県つくば市天王台1−1−1)

担当者:渋澤・宮本

電話番号:029-853-3182(平日午前9時~午後5時)
E-mail: brain@tsukuba-psychiatry.com

精神科医療の普及と教育に対するガイドラインの効果に関する研究

このたび以下の研究を実施いたします。本研究への協力を望まれない場合は、問い合わせ窓口へご連絡ください。研究に協力されない場合でも不利益な扱いを受けることは一切ございません。
本研究の研究計画書及び研究の方法に関する資料の入手又は閲覧をご希望の場合や個人情報の開示や個人情報の利用目的についての通知をご希望の場合も問い合わせ窓口にご照会ください。なお、他の研究参加者の個人情報や研究者の知的財産の保護などの理由により、ご対応・ご回答ができない場合がありますので、予めご了承ください。

【研究計画名】 精神科医療の普及と教育に対するガイドラインの効果に関する研究
【研究代表者】 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神疾患病態研究部 橋本亮太
【研究責任者】 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神疾患病態研究部 橋本亮太
【本研究の目的及び意義】
医療が目覚しく進歩した現代社会においても、こころの病は患者さまの苦しみはもちろんのこと、社会に及ぼす影響も大きいことが知られています。病気等の寿命短縮年数と生活障害をおよぼす健康寿命の合計した健康被害の指標(障害調整生命年disability adjusted life years DALY)によると、日本のDALYでは精神疾患は19%と第一位であり、がん(18%)、心血管障害(16%)と続き、自殺も4%を占めています。精神疾患の診断や治療に関する研究が進められ、そのエビデンスに基づく診療ガイドラインも作成されていますが、それが実地臨床に反映され、役立っているかどうかについてはまだ十分にわかっていません。そこで本研究においては、精神科における診療ガイドラインの講習を行い、その医療機関における治療に影響を与えるかどうかについての検討を行い、精神科医療の普及と教育に対するガイドラインの効果を検証し、より適切な治療が広く行われることを目的としております。
共同研究機関にデータを提供する場合には、匿名化した情報を、パスワードをかけた電子ファイルを用いて電子的配信等の方法で提供します。対応表は、研究責任者が保管・管理します。

【本研究の実施方法及び参加いただく期間】
対象となる方
  2016年4月1日より2027年3月31日までの間に、本研究参加機関(以下共同研究機関および研究協力機関を参照)の精神科(例:国立精神・神経医療研究センター病院精神科)で精神疾患の治療を受けた方

利用する試料・情報等 
試料:利用しません
情報等:診療録(一般診療で行う範囲内の情報であり、年齢、性別、診断、重症度の基本情報、処方データ、治療方法、症状データ)※氏名や電話番号は含まれません

研究期間
2022年6月7日から2027年3月31日まで

なお、本研究は、本研究の先行研究である「精神科医療の普及と教育に対するガイドラインの効果に関する研究」(B2020-106)を、「生命科学・医学指針」に従った研究計画に変更したものであり、先行研究にて収集した情報(上記の利用する情報等と一致した診療録からの情報及び研究被験者である精神科医の年齢、性別、精神科医歴、ガイドラインの受講歴、理解度、満足度、実践度の情報)の提供を受けて本研究を実施します。

【共同研究機関】

国立精神・神経医療研究センター病院・橋本亮太(研究代表者)
九州大学大学院医学研究院 神経画像解析学講座・鬼塚俊明
国立国際医療研究センター国府台病院・宇佐美政英
東京大学医学部附属病院 精神神経科・市橋香代
社会医療法人如月会 若草病院・水野謙太郎
かつもとメンタルクリニック・勝元榮一
横浜市立大学附属病院・浅見剛
横浜市立大学市民総合医療センター・六本木知秀
兵庫医科大学病院 精神科神経科・山田恒
JA三重厚生連 鈴鹿厚生病院・山村哲史
鳥取大学 医学部 脳神経医科学講座精神行動医学分野・岩田正明
山梨県立北病院・宮田量治
医療法人フォスター・安田由華
医療法人松崎病院豊橋こころのケアセンター・竹澤健司
岩手医科大学 医学部 神経精神科学講座・福本健太郎
国立病院機構琉球病院・久保彩子
独立行政法人国立病院機構榊原病院・鬼塚俊明
新潟大学 大学院医歯学総合研究科 精神医学分野・福井直樹
秋田大学大学院医学系研究科 精神科学講座・竹島 正浩
獨協医科大学病院・古郡規雄
神奈川県立精神医療センター・田口寿子
岐阜大学医学部附属病院 精神科・大井一高
琵琶湖病院・石田展弥
東京女子医科大学 医学部 精神医学講座・押淵英弘
大阪大学医学部附属病院 神経科・精神科・藤本美智子
愛媛大学大学院医学系研究科 精神神経科学講座・伊賀淳一
京都大学医学部附属病院 精神科神経科・諏訪太朗
学校法人 東邦大学 医学部 精神神経医学講座・根本隆洋
名古屋大学 大学院医学系研究科 精神医学分野・尾崎紀夫
北里研究所 北里大学医学部精神科学・稲田健
東北大学病院 精神科・菊地紗耶
金沢医科大学 精神神経科学・長澤達也
奈良県立医科大学 精神医学講座・牧之段学
山口大学医学部附属病院 精神科神経科・萩原康輔
弘前大学医学部附属病院 神経科精神科・片貝公紀
神戸大学大学院 医学研究科 精神医学分野・蓬莱政
慶應義塾大学 医学部 ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座・岸本泰士郎
信州大学 医学部附属病院 精神科・中村敏範
杏林大学 医学部 精神神経科学・渡邊衡一郎
産業医科大学 ・池ノ内 篤子
昭和大学 医学部 精神医学講座・山田浩樹
筑波大学附属病院 医学医療系 臨床医学域 精神神経・新井哲明
日本大学 医学部精神医学系・金子宜之
北海道大学大学院医学研究院神経病態学分野精神医学教室・橋本直樹
滋賀医科大学 精神医学講座・藤井久彌子
東京医科大学 精神医学分野・井上猛
徳島大学医学部医歯薬学研究部 精神医学分野・沼田周助
富山大学附属病院 神経精神科・古市厚志
福岡大学 医学部精神医学教室・川嵜弘詔
福井大学医学部附属病院 神経科精神科・上野幹二
東京都立多摩総合医療センター 精神神経科・玉井眞一郎
日本医科大学 精神医学教室・内山翔太郎
社会医療法人北斗会さわ病院・渡邊治夫
近畿大学病院 精神神経科・柳雅也
自治医科大学 精神医学講座・岡田剛史
東海大学 医学部 総合診療学系 精神科学・木本 啓太郎
浜松医科大学医学部附属病院 精神科神経科・和久田智靖
東京慈恵会医科大学 精神医学講座・小高文聰
琉球大学大学院医学研究科精神病態医学講座・高江洲義和
医療法人杏和会阪南病院・松島章晃
山形大学医学部附属病院・白田稔則
聖マリアンナ医科大学病院・中川敦夫
和歌山県立医科大学神経精神医学教室・紀本 創兵
医療法人一誠会 都城新生病院・河野仁彦

【研究協力機関】

公益財団法人 正光会 宇和島病院・長岡 大文 医員
公益財団法人 正光会 今治病院・久門 啓志 医員
一般財団法人 創精会 松山記念病院・松本 優 医員
医療法人積愛会 横浜舞岡病院・加瀬昭彦 院長
公益財団法人復康会 沼津中央病院・長谷川花 診療部長
医療法人研水会 平塚病院・大野史郎 院長
医療法人 誠心会 神奈川病院・佐伯隆史 理事長
公益財団法人 積善会 曽我病院・山口隆之 副院長
八戸赤十字病院・水谷 歩未 部長
岩手県立一戸病院・郷内 真己 医師
医療法人清仁会 のぞみの丘ホスピタル・児玉 佳也 院長
医療法人 香風会 黒野病院・玉木 吉郎 理事長
社会医療法人聖泉会 聖十字病院・田伏 英晶 院長
社会医療法人 緑峰会 養南病院・関谷 道晴 院長
医療法人 杏野会 各務原病院・天野 宏一 院長
医療法人清澄会 不破ノ関病院・岩戸 敏廣 院長
医療法人積仁会 岡部病院 ・嶋田 貴充 医員
医療法人 敦賀温泉病院・記村 康平 医員
医療法人社団浅ノ川  桜ヶ丘病院 ・大嶋 一彰 医員
一部事務組合下北医療センター むつ総合病院・柞木田なつみ 副部長
日本赤十字社 長野赤十字病院・今野 雅隆 医師
社会医療法人栗山会 飯田病院・原田 喜比古 精神科医師
医療法人聖峰会 佐藤病院  ・浅井 由佳 医師
医療法人鶴賀会 鶴賀病院・轟 純一 院長
医療法人 篠ノ井橋病院・美谷島 真理子 医師
長野県立こころの医療センター駒ケ根・藤井 義之 医監
新潟県立精神医療センター・宮下真子 精神科医師
魚沼基幹病院・菊地 佑 精神科医長
新潟県立新発田病院・大塚 道人 精神科医長
黒川病院・三上剛明  精神科医師
独立行政法人国立病院機構さいがた医療センター・深石翔 精神科医師
新潟市民病院・常山暢人 精神科医師
医療法人内海慈仁会 姫路北病院・西野 直樹 院長
兵庫県立 淡路医療センター・俵 崇記 精神科部長
医療法人樹光会 大村病院・中島 貴也 副院長
石郷岡病院・石郷岡純 理事長
独立行政法人 地域医療機能推進機構 東京新宿メディカルセンター・黒沢顕三 部長
徳島県立中央病院・大森隆史 部長
天理よろづ相談所病院「憩の家」白川分院・橋本和典 部長
独立行政法人国立病院機構 やまと精神医療センター・井上眞 副院長
三重県立こころの医療センター・森川将行 院長
公益財団法人復光会 垂水病院   ・山本訓也 院長
医療法人爽神堂 七山病院・本多義治 院長
奈良県総合医療センター・上村秀樹 部長
万葉クリニック・南尚希 院長
菊川市立総合病院・大城将也 診療科長
医療法人 十全会 聖明病院・古川愛造 院長
医療法人 好生会 三方原病院・田中徹 副院長
聖隷三方原病院・西村克彦 診療部長
医療法人社団種光会朝山病院・野島秀哲 副院長
静岡県立こころの医療センター・村上直人 院長
医療法人社団凛和会 藤枝駿府病院・田中賢司 院長
医療法人社団澤記念会神経科浜松病院・田中純二 副院長
京ヶ峰岡田病院・岡田京子 副院長
医療法人社団厚仁会 秦野厚生病院・坂井 喜郎 院長
特定医療法人青山信愛会 新津信愛病院・飯田 諭宜 医師
医療法人興生会 相模台病院・石井 達範 部長
医療法人社団博奉会 相模ヶ丘病院・澤山 透 院長
栃木県立岡本台病院・横山沙安也 医師
公立豊岡病院組合立 豊岡病院・川島啓嗣 医長
日本赤十字社 大阪赤十字病院・和田央 精神神経科部長
地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センター・松永 秀典 主任部長
地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪精神医療センター・岩田 和彦 院長
医療法人聖和錦秀会 阪和いずみ病院・湯 久浩 院長
医療法人清風会 茨木病院・髙橋 大輔 理事長、院長
医療法人松柏会 榎坂病院 ・越智 直哉 副院長
和泉丘病院・尾﨑 哲 院長
日本生命病院・高橋 励 部長
福岡県立精神医療センター太宰府病院・小嶋享二 院長
白石保養院・道塩和久 院長
医療法人祥風会 甘木病院・吉良健太郎 院長
医療法人社団自由が丘 自由が丘病院・平原信雄 院長
医療法人恵愛会 福間病院・藤永 拓朗 院長
医療法人泯江堂 油山病院・入澤誠 院長
医療法人社団豊永会 飯塚記念病院・豊永武一郎 院長
医療法人社団新光会 不知火病院・松下満彦 院長
医療法人社団緑風会 水戸病院・田中謙太郎 院長
医療法人十全会 おおりん病院  ・石橋正彦 院長
医療法人唐虹会 虹と海のホスピタル・進藤太郎 院長
医療法人恵和会 田川慈恵病院・田中真理子 院長
社会医療法人仁厚会・社会福祉法人敬仁会グループ 医療福祉センター倉吉病院・松村博史 副院長
南部町国民健康保険 西伯病院・三浦明彦 精神科副部長
松江市立病院・小野浩太 医師
島根県立こころの医療センター・高尾碧 医長
医療法人コスモ会 奥出雲コスモ病院・今岡大輔 医師
明和会医療福祉センター 渡辺病院・王紅欣 医員
独立行政法人国立病院機構 帯広病院・本間 裕士 病院長
市立札幌病院・伊藤侯輝 精神科医長
市立稚内病院・栗田紹子 精神神経科医長
岩見沢市立総合病院・清水祐輔 精神神経科診療部長
JA北海道厚生連 倶知安厚生病院・土田 正一郎 診療部長
山口県立こころの医療センター・兼行浩史 院長
医療法人 光の会 重本病院・高松範雄 診療部長
医療法人清和会 吉南病院・綿貫俊夫 院長
医療法人 水の木会 下関病院・水木 寛 理事長・院長
医療法人若草会 小郡まきはら病院 ・西村 理 副院長
医療法人財団厚生協会 東京足立病院・内山 真 院長
医療法人社団慶神会 武田病院・武田龍太郎 院長
公益社団法人 井之頭病院・藤代真希子 医員
社会福祉法人 恩賜財団 済生会横浜市東部病院・辻野尚久 部長
医療法人優なぎ会 雁の巣病院・熊谷 雅之 病院長
独立行政法人 国立病院機構 肥前精神医療センター・上野 雄文 臨床研究部長
独立行政法人 国立病院機構 小倉医療センター・磯村 周一 医長
独立行政法人 国立病院機構 九州医療センター・石川 謙介 医長
飯塚病院・光安 博志 部長
地方医療支援病院 医療法人聖峰会 田主丸中央病院・鬼塚 一郎 病院長
医療法人財団 友朋会 嬉野温泉病院・中川 龍治 病院長
国見台病院・岩舘敏晴  院長
仙台市立病院・佐藤博俊 精神科部長
独立行政法人国立病院機構花巻病院・伊藤文晃 医療部長
市立室蘭総合病院・上川 康友 精神科医長
独立行政法人国立病院機構 北海道医療センター・宇土 仁木 精神科医長
(特定)医療法人社団 林下病院・林下 善行 精神科医長
北海道立向陽ヶ丘病院・三上 敦大 病院長
医療法人有恒会 こだまホスピタル・菊地佑樹 診療部長
東北福祉大学 せんだんホスピタル・北川佳奈 医師
市立釧路総合病院・北川寛 精神神経科 部長
独立行政法人 国立病院機構 東尾張病院・西岡和郎 院長
医療法人 成精会 刈谷病院・垣田泰宏 院長
愛知県精神医療センター・粉川 進 院長
医療法人 八誠会 もりやま総合心療病院・岩井 清 院長
医療法人交正会 笠寺精治寮病院・竹谷一雄 院長
特定医療法人共和会 共和病院・山本直彦 院長
医療法人義興会 可知記念病院・村田善晴 院長
医療法人 豊和会 南豊田病院・所 達也 院長
医療法人 愛精会 あいせい紀年病院・杉浦秀雄 院長
医療法人 交正会 精治寮病院・川合一嘉 院長
医療法人 北勢会 北勢病院 ・山田嘉昭 院長
医療法人仁精会 三河病院・大賀 肇 院長
医療法人生生会 松蔭病院・鈴木國文 院長
総合心療センターひなが・森 厚 院長
医療法人資生会 八事病院・水谷 浩明 院長
医療法人社団青木末次郎記念会 相州病院・西本 雅彦 副院長
医療法人澄鈴会 箕面神経サナトリウム・田上 真次 院長
独立行政法人国立病院機構 大阪医療センター・田宮 裕子 科長
社会福祉法人天心会 小阪病院・東 司 理事長・院長
医療法人河﨑会 水間病院・河﨑 建人 理事長・院長
兵庫県立ひょうごこころの医療センター・田中究  院長
社会医療法人恵風会 高岡病院・長尾卓夫 理事長・院長
長浜赤十字病院・西泰孝 精神科部医師
医療法人隣善会 西条道前病院・佐々木 朗 院長
医療法人誓生会 松風病院・森野 日出緒 院長
日本赤十字社今津赤十字病院・勝冶 一夫 精神科部長
医療法人社団うら梅の郷会 朝倉記念病院・林道彦 理事長
医療法人清陵会 南ヶ丘病院・小原尚利 院長
公益社団法人 岐阜病院・鈴木祐一郎 院長
医療法人和泉会 いずみ病院・高江洲義英 理事長
東京都立小児総合医療センター・長岡 和磨 医員
独立行政法人国立病院機構 小諸高原病院・村杉謙次 院長
公益財団法人リヴィーズ HANAZONOホスピタル・山角 圭 常勤医師
医療法人新生会 豊後荘病院・森博昭 院長
公益財団法人 鹿島病院・高濱浩輔 院長
滝川市立病院・梅本由佳 精神科医長
町立八雲総合病院・熊谷智 精神神経科医長
日本赤十字社 諏訪赤十字病院・渡邊純 第一精神科医 医師
医療法人和心会 松南病院・福永宏隆 精神科医
医療法人社団透友会 大栄病院・髙橋翔 精神科医
医療法人社団康心会 湘南さくら病院・櫻井 秀樹 常勤医師
独立行政法人国立病院機構 横浜医療センター・斎藤聖 精神科部長
一般社団法人安田博愛会 安田病院・安田重 院長
社会医療法人二本松会 山形さくら町病院・江口拓也 院長
医療法人鴻池会 秋津鴻池病院・西川 章代 医員
富山県立中央病院・野原 茂 精神科部長
医療法人横田会 向陽台病院・比江島誠人 院長
特定医療法人南山会峡西病院・川崎洋介 院長
地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター・古田 光 精神科部長
大館市立総合病院・佐藤靖 部長
一般財団法人愛成会 弘前愛成会病院・田崎 博一 院長
新潟県厚生農業協同組合連合会 真野みずほ病院・神林昂宏 医長
市立秋田総合病院・内藤信吾 精神科科長 兼 認知症疾患医療センター長
特定医療法人荘和会 菅原病院・菅原和彦 院長
医療法人緑光会 東松山病院・田巻 龍生 院長
医療法人財団緑雲会 多摩病院・持田 政彦 院長
医療法人財団厚生協会 大泉病院・冨田 真幸 副院長
医療法人財団岩尾会 東京海道病院・室 愛子 院長
医療法人永寿会 恩方病院・堤 祐一郎 院長
社会福祉法人 桜ヶ丘社会事業協会 桜ヶ丘記念病院・岩下 覚 院長
医療法人財団青渓会 駒木野病院・田 亮介 副院長
医療法人くすのき会 南飯能病院・角田 健一 院長
富山市立富山市民病院・坂本和巳 医師
宮城県立精神医療センター・尾之内勇治 医員
医療法人社団 天紀会 こころのホスピタル町田・小石澤 学 理事長
医療法人社団欣助会 吉祥寺病院・田澤涼 医局長
医療法人社団 向陽会 向陽病院・山口健也 院長
医療法人学而会 木村病院・渡邉博幸 院長
シナプス埼玉精神神経センター・丸木努 副院長
NTT東日本関東病院・大路友惇 部長
水海道厚生病院・河合伸念 院長
三田記念病院・遠藤 仁 医師
秋田回生会病院・松本康宏 院長
能代厚生医療センター・齋藤英知 診療部長
岐阜南病院・鈴木泉 理事長・院長
十全ユリノキ病院・武田直也 院長
財団新居浜病院・西谷周作 院長
公益財団法人積善会 日向台病院・長谷川 吉生,院長
湘南病院・大滝 紀宏,院長
港北病院・山口 哲顕,院長
あさひの丘病院・福島 端,院長
天竜病院・山村淳一・児童精神科部長
神奈川県立こども医療センター・山本恭平 児童精神科医長
医療法人 社団 輔仁会 田崎病院・島袋盛洋 院長
医療法人 タピック 宮里病院・川崎俊彦 院長
医療法人 博寿会 もとぶ記念病院・高石利博 院長
藤沢病院・金子 雄二郎,医局長
医療法人日明会 日明病院・北原潤一 院長
医療法人社団増田厚生会 清川遠寿病院 岩元誠 院長
公益財団法人復光会 総武病院 樋口英二郎 院長
医療法人清風会 ホスピタル坂東 吉田正 院長
茨城県立こころの医療センター 堀孝文 院長
医療法人社団有朋会 栗田病院 安部秀三 院長
公益財団法人報恩会 石崎病院 岩切雅彦 院長
JAかみつが厚生連 上都賀総合病院 高山剛 精神科 部長
佐野厚生農業協同組合連合会 佐野厚生総合病院 山家邦章 精神神経科 部長
小樽市立病院 高丸勇司 副院長
医療法人 清純堂 ためなが温泉病院 八田直己 院長
総合病院 浅香山病院 篠崎和弘 臨床研究研修センター長
大阪市立総合医療センター 柳田誠 副部長
大仲さつき病院 伊藤 憲昭 院長
桶狭間病院藤田こころケアセンター 藤田潔 理事長・院長
昭和大学横浜市北部病院 山田 浩樹 准教授
医療法人光生会 平川病院 宮田 久嗣 副院長
医療法人社団 四方会 有沢橋病院 高柳陽一郎 院長
昭和大学附属烏山病院 山田 浩樹 准教授
関西青少年サナトリューム 内藤 憲一  教育研修担当部長
函館渡辺病院 三國雅彦 副理事長、名誉院長
名古屋市立大学附属病院 原田 喜比古 臨床研究医
JA長野厚生連北アルプス医療センターあづみ病院 由井 寿美江 精神科医長
青雲会倉田病院 今野 雅隆 精神科医員
東北会病院 金 仁 院長
秋田県立リハビリテーション・精神医療センター 兼子義彦 精神科診療部長
市立大曲病院 大谷和生 院長
沖縄県立宮古病院 山田 豪人 精神科部長
秦野病院 笠原友幸 院長
医療法人陽和会 南山病院 譜久原弘 院長
医療法人一灯の会 沖縄中央病院 久場禎三 院長
医療法人天仁会 天久台病院 平良直人 院長
医療法人社団 志誠会 平和病院 宮城則孝 副院長
盛岡市立病院 岩渕 碧 医師
医療法人精光会 みやざきホスピタル 中野辰憲 病棟医長
医療法人慶友会 西海病院 逸見嘉之介 院長

○問い合わせ窓口
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所
所属 精神疾患病態研究部  氏名 橋本亮太
電話番号 042-341-2711(代表)
e-mail:ryotahashimoto55※ncnp.go.jp(「※」を「@」に変更ください。)
○苦情窓口
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 倫理委員会事務局
e-mail:ml_rinrijimu※ncnp.go.jp(「※」を「@」に変更ください。)

■認知症の行動・心理症状に関する介護調査

① 研究の目的

認知症患者の行動・心理症状(behavioral and psychological symptoms of dementia: BPSD)と呼ばれる随伴症状は患者様ご本人や家族・介護人の負担を大きくすることが知られています。このBPSDに関する調査を行い、その現状と実際行われている対処法を把握し、今後の治療・介護の向上につなげていくことを目的としております。

② 研究対象者

茨城県・神奈川県で勤務する介護職のボランティアの方

③ 研究期間:倫理審査委員会承認後〜2023年3月31日まで

④ 研究の方法

施設や在宅事業所、地域包括支援センター単位で認知症のBPSDに関する調査票を配布し、介護職の方に回答をしていただきます。調査票は無記名であり、多くの内容をチェック項目での回答にして、調査票に記載する認知症患者の個人情報が特定できない内容としてあり、これらの情報を集計して、介護の実態を調査します。

⑤ 試料・情報の項目:

対応に苦慮した症例の経過に関するアンケートと(居住形態、主たる介護者、生活能力、介護認定、サービスの利用状況、介入経路、認知症の診断、診断名、その他の治療中の疾患、BPSDの種類・内容、BPSDの出現のきっかけ、BPSDに対してとった対応、変更をした対処方法、対応者の変更内容、BPSD改善のために行った環境調整、BPSDに対する薬物療法、BPSD改善のために行った非薬物療法・ケア、転機)、BPSDに関しての意識調査(BPSDの改善のために大事だと思うこと、安定した状態を維持するために大事だと思うこと)を行います。

⑥試料・情報の管理について責任を有する者

筑波大学医学医療系臨床医学域

  精神医学 准教授 根本 清貴

⑦ 研究機関名および研究責任者名

筑波大学医学医療系臨床医学域

精神医学 教授 新井 哲明

⑧ 本研究への参加を希望されない場合

本研究に対しての参加は自由意志で、参加しないことでの不利益は一切生じません。本研究への協力への同意はアンケート用紙の回収をもって行います。アンケート調査は無記名で行われます。

⑨ 問い合わせ連絡先

本研究の責任者:新井 哲明(精神神経科診療グループ・教授)

連絡先:筑波大学附属病院

住所:〒305-8576 茨城県つくば市天久保 2-1-1

電話:029-853-3182

(筑波大学医学医療系精神医学 精神科ステーション、平日9:00~17:00)

029-853-3525(筑波大学附属病院防災センター、上記以外の時間帯

  • 担当医師または精神神経科の医師を呼び出してください。

認知症診断における言語検査の有用性の検証についての研究

① 研究の目的

近年、認知症は記憶障害のみならず様々な認知機能の障害を呈することが知られています。その中でも言語障害を前景とした患者さんがいることが知られ、そのために原発性進行性失語症との疾患概念が提唱され、2011年には国際診断基準も作成されました。原発性進行性失語症の多くはアルツハイマー病や前頭側頭葉変性症の患者さんです。そのためこの疾患概念は、記憶障害が出現する前に言語障害で発症した認知症の早期診断、早期治療に有用なものであるが、まだ十分な報告量がなく、診断基準の不備も指摘されています。

本研究では、上述の患者さんの言語障害の下位検査項目を詳細に検討することによって、より有用な診断項目や検査項目を検討し、患者さんの早期診断、早期治療に役立てる事を目的としています。

② 研究対象者

2013年4月1日から2024年3月31日までに当院精神神経科を受診された50才以上の患者さんで、頭部MRIもしくは脳血流SPECT検査を施行された方々のうち、アルツハイマー病や前頭側頭葉変性症と診断された方々の言語検査を解析対象とします。

③ 研究期間:

倫理審査委員会承認後〜2025年3月31日まで

④ 研究の方法

言語機能と臨床経過、脳画像結果を比較検討して、臨床診断の妥当性や、診断に有用な項目を検索します。

⑤ 試料・情報の項目(具体的に記載すること)

年齢、性別、認知機能検査(Mini-Mental State Examination; MMSE)、レーブン色彩マトリックス検査(Raven’s Coloured Progressive Matrices:RCPM)、前頭葉機能検査(Frontal assessment battery; FAB)、頭部MRI、脳血流SPECT画像、言語検査(標準失語症検査、失語症語彙検査、SALA失語症検査)

⑥ 研究機関名および研究責任者名

筑波大学附属病院精神神経科教授・新井哲明

⑦ 本研究への参加を希望されない場合

患者さんやご家族(ご遺族)が本研究への参加を希望されず、試料・情報の利用又は提供の停止を希望される場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。

⑧ 問い合わせ連絡先

筑波大学附属病院:〒305-8576 茨城県つくば市天久保 2-1-1

所属・担当者名:筑波大学医学医療系精神医学 精神科ステーション 電話:029-853-3182 平日9:00-17:00 担当者 教授 新井 哲明

029-853-3525(筑波大学附属病院防災センター、上記以外の時間帯では精神神経科の医師を呼び出してください)

■後期高齢者脳血流SPECTデータベースの有用性の検証についての研究

①本研究の意義

近年、認知症の早期発見や鑑別診断を目的に、脳血流SPECTデータを、健常者と比較して客観的な血流低下部位を表示するソフトウェアが臨床で用いられています。しかし、これまで、それらのソフトウェアに搭載されている健常者データベースは70代前半までに限られていました。病院には75才以上の後期高齢者が受診することが多いため、75才以上のデータベースの開発が必要でした。我々は平成23年度から24年度にかけて「75才以上の健常後期高齢者の脳血流SPECTノーマルデータベース作成」研究により、75才以上の健常後期高齢者のノーマルデータベースを作成してきました。

②本研究の目的

本研究では、上記研究によって作成された75才以上の健常後期高齢者ノーマルデータベースを用いることで、後期高齢者のアルツハイマー型認知症の判別能が向上するかどうかを検討し、後期高齢者脳血流SPECTデータベースの有用性を検証します。

③研究の方法

      • 対象: 2012年4月1日から2014年4月30日までに当院精神神経科を受診された80才以上の患者さんで、脳血流SPECT検査を施行された方々です。アルツハイマー病と診断されているか、もしくは物忘れを心配されて受診されたものの、認知症はありませんと診断された方々の脳血流SPECTデータを解析対象とします。
      • 調査項目: 患者さんの年齢、性別、認知機能検査(Mini-Mental State Examination; MMSE)を調査し、脳血流SPECTデータを解析します。

④研究機関・研究者名

筑波大学附属病院精神神経科教授・朝田隆および講師・根本清貴がこの研究を行います。

⑤個人情報に関する利用目的

本研究で取り扱う個人情報は、本研究の解析目的にのみ使用し、それ以外には用いません。

⑥個人情報の開示手続きおよびお問い合わせ

本研究に関する問い合わせがございましたら、筑波大学医学医療系精神医学までご連絡くださいますようお願いします。(筑波大学医学医療系精神医学 電話:029-853-3182)

筑波大学附属病院においてこれまでに剖検にご協力いただいた患者さんのご遺族の皆様へ
〜研究課題「前頭側頭葉変性症の早期診断法開発および、自然歴に影響する臨床・遺伝因子の探索」に関する情報公開〜

2024 年 6 月 7 日

対象研究名:前頭側頭葉変性症の早期診断法開発および、自然歴に影響する臨床・遺伝因子の探索

本研究の実施にあたり、2021年8月15日より既存の剖検例を新たな同意取得無しに本研究の対象として情報を使用致します。そのため、筑波大学附属病院においてこれまでに剖検にご協力いただいた患者さんのご遺族の皆様へ以下のように情報を公開致します。

1.研究機関と責任者

研究責任者:大阪大学 精神医学 教授 池田 学

共同研究機関と各機関責任者名:

愛知医科大学 学長 祖父江 元

愛知医科大学 加齢医科学研究所 特任研究教授 吉田 眞理

浅香山病院 認知症疾患医療センター長 釜江(繁信) 和恵

大阪公立大学大学院医学研究科神経内科学 講師 武田 景敏

岡崎市民病院 認知症疾患医療センター センター長 桝田 道人

大阪大学 行動神経学・神経精神医学寄附講座教授 森 悦朗

鹿児島大学 神経科精神科 教授 中村 雅之

きのこエスポアール病院 精神科 院長 横田 修

近畿大学 精神神経科学 教授 橋本 衛

熊本大学 神経精神科 教授 竹林 実 

独立行政法人国立病院機構 相模原病院 神経内科医長 川浪 文

筑波大学 精神医学 教授 新井 哲明

東京慈恵会医科大学 精神医学講座 准教授 品川 俊一郎

徳島大学 脳神経内科 教授 和泉 唯信

鳥取大学 脳神経内科 准教授 渡辺 保裕

富山大学 神経精神科 講師 樋口悠子

長崎大学 脳神経内科 教授 辻野 彰

名古屋大学 脳神経内科 病院講師 原 一洋

新潟大学脳研究所 生命科学リソース研究センター遺伝子機能解析学 教授 池内 健

福岡大学 神経内科 教授 坪井 義夫

福島県立医科大学会津医療センター 精神医学講座教授 川勝 忍

藤田医科大学 神経内科 教授 渡辺 宏久

北海道大学 神経内科 教授 矢部 一郎

独立行政法人国立病院機構 松江医療センター 副院長 古和 久典

みつぐまち診療所 院長 津野田 尚子

山形大学医学部医学科 精神医学講座 講師 小林 良太

横浜市立大学大学院医学研究科 神経内科学・脳卒中医学 教授 田中 章景

武田薬品工業株式会社日本開発センターシニアクリニカルサイエンスダイレクター 野々村 英典

2.当該研究の意義・目的

 前頭側頭葉変性症 (FTLD) は、前頭葉と側頭葉を中心に変性が進み、特徴的な行動異常、情緒障害、言語障害、種々の程度の運動障害を示す認知症です。FTLDの疾患頻度はアルツハイマー病、レビー小体型認知症と並んで高く、その自然歴を明らかにすることは、治療介入研究を展開する上で極めて重要です。しかし、近年の研究の進歩に伴い、FTLDは臨床的、病理学的、遺伝学的に単一な疾患ではなく、様々な疾患が含まれていることが明らかとなっています。しかし臨床像と病理像とを高い感度と特異度で橋渡し出来る診断マーカーは存在していません。本研究は、1病理学的にFTLDと診断される可能性のある臨床像を示す疾患の認知機能、日常生活活動 (ADL)、介護負担度、頭部MRIを前方向的に評価し、各臨床病型の自然歴を把握する、②臨床診断と病理診断との一致率を確認する、3髄液・画像・遺伝子を用いたバイオマーカーを開発する、④既存の診断基準を基に新たな診断基準を構築する、以上を目的としております。

3.当該研究の対象者

 病理学的にFTLDと診断される可能性のある疾患、具体的には前頭側頭型認知症、運動神経障害を伴う前頭側頭型認知症、意味性認知症、進行性非流暢性失語、筋萎縮性側索硬化症、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、アルツハイマー病と診断されている方を対象としています。

これまでに剖検にて上記疾患と病理学的に診断された方のうち、臨床データの提供についての同意が得られている場合については、新たな同意取得なしに本研究の対象として情報を使用させていただきます。

4.当該研究の方法

既存の既存剖検については、発症時期、初発症状、症状の経過、認知機能検査の結果や頭部画像、血液検査、髄液検査などの情報を診療録から収集します。

5.研究期間

2012年10月30日から2027年3月31日

 (大阪大学での実施承認日は2017年2月20日)

6.研究に関する説明と同意につきまして

 既存の剖検症例に関しましては、他施設への臨床データの提供についての同意が得られている例を対象と致します。

7.個人情報保護の方法

ご提供頂きました臨床情報はすべて名前やIDなど個人を同定できる情報を除き、番号化した状態(匿名化された状態)で解析されます。この研究のための臨床情報が保存されたり、関連研究に提供されたり、研究成果が発表されるときにはすべて番号化、匿名化された状態であり、個人が特定されるような情報が外部に出されることはありません。

8.本研究について、問い合わせ先、苦情等の受付先

この臨床研究について知りたいことや、ご心配なことがありましたら、遠慮なくご相談ください。また、これまでに剖検にご協力いただいた患者さんのご親族の方が、本研究にデータが使用される事を望まれない場合には、下記担当者までご連絡ください。

〇問い合わせ先

筑波大学附属病院

〒305-8576茨城県つくば市天久保2丁目1番地1

電話番号 029-853-3182

精神神経科 新井哲明

大阪大学医学部附属病院 神経科・精神科

〒565-0871 吹田市山田丘2番15号 TEL: 06-6879-5111(代表)

池田 学 (担当 森 康治)