さる10月5, 6日、台風が若干心配な中、神戸で行われた日本精神病理学会に参加しました。
今回は、茨城県立こころの医療センターの小松崎先生が本学会デビューとなりました。小松崎先生のご発表のテーマは依存症で、これまで精神病理学であまり論じられてこなかった未開拓なテーマです。それだけにわずかな先行文献しかなく、まとめるのに苦労されていましたが、先生御自身の臨床経験を絡めた興味深い考察でした。これからのこの分野での小松崎先生のご活躍が期待されます。
また、筑波大学災害・地域精神医学講座の袖山先生も外来・当直やご研究でお忙しい中、小松崎先生の御発表のあった後半日程にご参加くださいました。今回の総会ではPTSDや中東紛争地域の生活状況など災厄と支援に関係する演題や講演もあったので、ご研究の参考にしていただけたようです。
私の発表では、座長をしてくださった東京福祉大学教授の花村誠一先生から大変に貴重なコメントを頂き、新たな発見がありました。
充実して有意義な2日間を過ごせました。(文責:佐藤晋爾)
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