9月13日(火)、茨城県認知症講演会が開かれ、茨城県立中央病院脳神経外科部長の鯨岡裕司先生より、「脳外科医に認知症診療は可能か?」という演題でご講演いただきました。認知症の症候、診断、治療からさらに道交法改正に伴う高齢者の運転に関する問題まで、幅広くまた詳細にお話しいただき、大変勉強になりました。当院でも、最近特発性正常圧水頭症 (iNPH) の診療に関して脳神経外科の先生方のご指導を頂いておりますが、iNPHのみならず認知症全般についてさらに連携させていただければと思いました。
続いて当科の根本清貴先生が、「後期高齢者の認知症診断における画像検査の役割」という演題で講演しました。DaTスキャンや脳血流SPECTなどの有用性について改めて基礎から学ぶことができて有意義でした。今後アミロイドPETやタウPETなど、認知症診断および研究における画像診断の重要性はますます増していきますので、当科でもしっかりやっていきたいと思います。