精神科診断学会に参加してきました

2016年8月5−6日に順天堂大学において、第36回日本精神科診断学会学術集会が開催されました。

今回は、「個の評価から関係性の評価へのパラダイムシフト:周産期精神医学における症状学と診断学」のテーマのもと、周産期にまつわる様々な精神症状およびその評価についての活発な討議が行われました。これまで精神科医が周産期の精神症状にかかわるのは、産褥期うつ病と産褥精神病が主でありましたが、不育症の女性のこころのケア、出産恐怖、配偶者の虐待にまつわる精神症状、アタッチメント・スタイルの評価など、関わった方がよい病態はいろいろあることを学ぶことができました。
また、当グループからは、渡部衣美先生に、「精神疾患合併妊婦の周産期における病状悪化リスクの検討」のテーマでポスター発表をしていただき、多くの方に関心をもっていただきました。

渡部先生1

渡部先生2