茨城認知症最新治療研究会 報告

7月6日、茨城認知症最新治療研究会が行われ、東京医科大学高齢総合医学分野の羽生春夫教授のご講演「糖尿病と認知症-最新の知見-」を聞かせていただきました。特に、先生の提唱されているDM-related dementiaに関する最新の知見はエキサイティングでした。

治験との関係から、最近アルツハイマー病様の認知機能障害を呈するがアミロイドPETでアミロイドβ蛋白の蓄積が検出されない例としてsuspected non-Alzheimer pathophysiology(SNAP)という概念が注目されていますが、少なくともその一部はDM-related dementiaである可能性、そしてDM-related dementia例はタウPETでタウの蓄積が広汎に認められる例が多いことなど、大変勉強になりました。DMとタウパチーとの関係についてさらに検討が必要だと思いました。

認知症研究会